ガタゴト日記

ゆるやかな生活
<< June 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
PR
RECENT COMMENT
みんなのブログ
TIME
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | - |
雲の研究 21

層積雲第四回目です。
いつものようにギャヴィン・プレイター=ピニー氏
『「」の楽しみ方』 からの抜粋です。


層積雲
(つづき 03)

層積雲形成されるのは、
 積雲温度逆転層の下に広がった時ばかりではない。
もう一つ、安定してのっぺりした層雲からも
層積雲発達する場合がある。
ぼうっとしたおとなしい雲の層集まってになるのだ。

12.10.16層積雲01

低く垂れこめた覆いの様な層雲が、
どうするとむくむくしたこぶ状の雲になるのだろう?
まず、雲の周囲立ち
 乱気流生じるのが一つ
 もう一つは薄い層雲から日の光射し込み
地表からサーマル(上昇気流)が緩やかに上昇して
かき混ぜた時だ。

しかし、がほとんどなく
 雲厚くてサーマル発生させなくても
層雲固まって層積雲になる。
この場合層雲から層積雲への変身は、
吸収して放出する事による
温度逆転によるメカニズム同様
雲ウォッチャーならこれも知っておいた方がいい
層積雲だけでなく形成全般にかかわる重要な働きなのだ。

12.10.16層積雲02

移動には四通りの形態があり、
そのすべてが雲の形成関係している。
対流」は、暖かい空気上昇して運ぶものだ

ラーバランプの例は液体だが、
気体場合同じ様に、液体動く事移動する
伝導」は、接触して移動するが
物体沿って伝わる事を言う。

12.10.16層積雲03

暖かい部分分子運動が非常に活発になって
冷たい部分分子揺らし
全体が同じ速度振動するようになる為だ。

 手の中雪玉溶ける時これが見られる
又、前日がよく晴れていると
翌朝放射冷却発生しやすいのも移動による。
 更に、をかいて冷える時起こるのが気化」で、
汗の水分蒸発して気体になる時に皮膚奪っていく

水滴最初に出来る時
空気が少し暖まるのも同じ事だ。
 カリフラワー状積雲の中では、
水滴出来る時放出された空気膨張し、
その浮力で更に空気上昇する。

12.10.16層積雲06

何だか物理の授業の様になって来たが、
授業サボろうだなんて料簡間違いだ
雲ウォッチャーはバイク置き場から戻って来て
少しの間「放射の話聞いた方がいい
何と言っても四つの内でこれが一番重要なのだ。

層雲層積雲変身させる働きをするからではなく
放射がなければ地球寒過ぎて 
生き物生命育む事出来ないからである

真空宇宙から太陽地球届くのは
放射おかげなのだ。
 放射は「電磁波」の形をとる為、
後の三つの熱伝導とは性質が大きく異なる

12.10.16層積雲04

 太陽から放射される電磁エネルギー
可視光として私達の目に見えるのは
電磁スペクトルのごく狭い範囲にすぎない。
にもかかわらず太陽放射するエネルギーのおよそ45%占めている

9%それより短い波長
目に見えないが日焼けの原因になる「紫外線」━
残りの46%は「赤外線」と呼ばれる長い波長で、
この赤外線目に見えないが暖かく感じる。

物質すべて電磁波放射していて、
物質熱いほど
それが最も強く放射している電磁波波長が短い
(だから物質熱くなる時は、最初は赤く次に黄色く更に青くなる)。
 太陽よりもずっと冷たい地球最も強く放射しているのは、
波長の長い目に見えない赤外線だ。

12.10.16層積雲09

 電磁エネルギー放射する一方で
すべての物質特定の波長電磁波吸収している
個々の物質どの波長どれだけ吸収するか
その物質構成する原子もしくは分子種類決まる

雲粒波長の長い赤外線より多く吸収し
波長の短い可視光紫外線ほとんど跳ね返してしまう
だから覆うと昼間寒く 
太陽放射する波長の短い電磁波反射するので暖まらない)、
 夜暖かくなるのだ
地球放射する波長の長い赤外線吸収し、一部放出して返す)。

12.10.16層積雲12

前置き長くなったが、いよいよここで本題入ろう
サーマル影響がなくても
平べったい層雲がむくむくした層積雲変わるのは何故だろうか

層雲雲頂冷え雲底暖まる
 雲の層上部は太陽上から放射する短い波長電磁波
ほとんど吸収せずに跳ね返してしまうが、
下部地球下から放射する波長の長い電磁波をたっぷり吸収する

12.10.16層積雲10

暖かく冷たいというのは
どんな雲であれ不安定状態だ。
暖かい空気膨張し
密度の高い冷たい空気突き抜けて上昇しようとするからだ

暖かい空気一部上昇するにつれて
安定していたおとなしい層雲上昇気流発達させ始め
これが雲の層掻き回す為に
厚い部分薄い部分出来る

こうして層雲層積雲なるのだ。
ほら、たいして難しくないでしょう?

12.10.16ガリバー03

ジョナサン・スウィフトによる18世紀風刺小説ガリヴァー旅行記』で、
レミュエル・ガリヴァー奇想天外な国々訪れるが
中でもリリパット国は壮大な考えを持つ小人の国という事で有名だ。
しかし雲ウォッチャーからすると
スウィフト創り出した勇敢な旅行者遭遇した
別の国住民がとりわけ気になる

12.10.16ガリバー02

ラピュタという到着した時
ガリヴァーはその雲の上
浮かんでいるのを見てびっくりした

基底部岩石層彫り込まれた
巨大な磁石働き浮かんでいるのだ
ラピュタ住民はこの磁石向きを変えて浮かぶ島操縦し
王国領土動き回る
ラピュタ住民風変わりやつらだった。

彼らの頭傾いでいて
片方の目内側向き
もう片方の目天空見上げているのだ
 上着太陽模様飾られていた

12.10.16ラピュタ01

雲の上住むラピュタ国民は、
いくらか注意散漫な人種だった。
 心数学音楽の事でいっぱいで、
いつもうわの空なのだ。

ガリヴァーラピュタ人について最初に気付いたのは
お供付いていて主人記憶呼び起させる事だった。
お供小石袋に入れて
短い棒くくり付けた物をいつも携帯し
誰かに呼び止められる主人耳元を、
 返答必要な時口元それで殴るのだ

12.10.16ラピュタ02

なにしろこの人たちはいつも深い思索没頭しているので、
 話す器官聴く器官外から刺激して 
気付かせてもらわないと
口をきく事も、人の話に耳を傾ける事出来ないらしい

ガリヴァーは、この奇人たち親しむ事なかった
 数学音楽才能には脱帽したが
彼ら自分だけの世界没頭していたので、
ガリヴァー入り込む隙なかったのだ。

12.10.16層積雲11

雲ウォッチャー天空移りゆく風景見つめて
羽ばたかせているも、
ラピュタ人みたいに雲の中突っ込んで
 空想ふけっていると人に言われるだろう

気にしなくていい
そのとおり、空想ふけっているのだから
そのどこが悪いものか



これで、層積雲終わりです
今回の写真はすべてYAHOO!検索調べたものです
ラピュタ関してはスタジオ・ジブリにもお世話になりました
次回からは積雲お送りします

スポンサーサイト
- | 22:06 | - | - | - |
コメント
from: ペンちゃん   2012/10/17 10:16 AM
雲と言っても、たくさん種類がありますねぇ〜。
途中から、理解力の内私は「あっ、、、あぁ〜」と
なりかけましたが、ガリバーや天空の城ラピュタで
戻って来れました(笑)。

先程から台風の影響なのか、
結構強い雨が降り出した沖縄です。
雲観察は、延期になりそうです。

from: ネギぼうず   2012/10/17 10:45 PM
けいこさん
お疲れ様…今日は何も書けません
ゆっくりお休みくださいね!
from: けいこ   2012/10/18 11:23 AM
ペンちゃんへ
コメントありがとう。
沖縄は今、台風、大丈夫ですか?
ラピュタの話は大きなインパクト
ありましたね。
私は”物質が熱くなる時は、最初は
赤く、次に黄色く、更に青くなる。”
というくだりで、納得。
ガスの炎が青いのは熱いからなんだ!
という訳で、物理の基本の基本が
やっと理解出来ました。
台風がたくさん来る沖縄ですが、
被害がない事をお祈りします。
from: けいこ   2012/10/18 11:26 AM
ネギさんへ
コメントありがとう。
遠出でお疲れでは?
気分はきっと、最高なんでしょうが、
お身体をいたわって下さいね。

今日の試合は、順延になり
明日は又ヤンキースをお送りしますね。
from: まさやん   2012/10/18 7:44 PM
けいこさんは物理学も精通しているんですか?

私も科学雑誌ニュートンを読みますが後編のあたりになると物理学の専門的な内容でチンプンカンプン。
けいこさんの知識本格的ですね。

from: けいこ   2012/10/18 10:57 PM
まさやん様
コメントありがとう。
なにも、私が独自で研究している事の
発表ではありません。
最初にお断りしたように、ギャヴィン氏の
大作『「雲」の楽しみ方』の断片を抜粋して、
ここに載せているにすぎません。
だから、物理なんて高校の時以来まったく
生活に入り込んでいない学問です。
あしからず。
勘違いさせた事をお詫びします。
from: ばあば   2012/10/19 9:50 AM
けいこさん
ステキ!
ガリバーの辺りから読みふけってしまいましたよ。
雲の研究は幅広いですね・・・。
改めて感心しました。
from: けいこ   2012/10/19 11:49 PM
ばあば様
コメントありがとう。
いつも私も、雲には広い知識が隠れている事に
気づき「ハッ」としてしまいます。
日本人には、特にジブリを思い出して「ラピュタ」
などが出て来ると、他人事ではなくなりますね。
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
 

(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.