ガタゴト日記

ゆるやかな生活
<< June 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
PR
RECENT COMMENT
みんなのブログ
TIME
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | - |
雲の研究 23

今日積雲第2回目です。
いつもの様にギャヴィン・プレイター=ピニー氏
『「」の楽しみ方』からの抜粋です。



積雲
つづき 01

では、積雲とは正確に言うとどんなものなのだろうか。
正体ただの水だと聞かされても、
納得できないだろう
それでもと名のつくものはみな出来ていて
だから積雲それ以上でもそれ以下でもない

12.10.25積雲07

すると向学心旺盛な雲ウォッチャーは、
何故地上で見るコップの水と 
こんなにも違うのか思うにちがいない

 雲真っ白不透明に見えるのは、
でも直径数千分の一ミリという細かい水滴
無数集まっている為だ
1立方メートルあたり100億個)。
この無数微小な水滴表面
 太陽あらゆる方向散乱させる為、
コップの水表面比べて
 雲はぼんやりした乳白色に見えるのである。

 つるつる板ガラスざらざら曇りガラス
違い似ている
 曇りガラスは、細かい凹凸
ざらざらした表面様々な方向反射するから
白く見えるのだ

12.10.25積雲10

古代ヒンドゥー教及び仏教説話によると、
 積雲霊的な親戚であり、
その為インドでは、焼けるような暑さ後に
もたらしてくれるものとして崇拝されている。

古代ヒンドゥー語表わすメガ」という言葉は、
信徒の間で呼び掛ける名前として使われている。
又、サンスクリット創造神話では、
始まり創られた白象
飛び
姿形自在変えたり
 雨降らせたりするがあったと言う。

12.10.25アルビノの白象01

現在はこの様な霊力失ってしまったが、
そんなスーパーエレファント子孫
特に色素足りないアルビノの白象
今日も関連付けられている

積雲の中でも中くらい大きさの並雲は、
水滴重さ合計すると
 象80頭分相当すると言ったら、
いささかぎょっとするだろう

積雲水滴微細だが、
なにしろ途轍もない量が集まっているからだ。
今時の象はもう飛ばないのに
象80頭同じ重さ
どうやって積雲になるのだろう。

12.10.25積雲02

そのヒント晴れた日現われやすいという
積雲特徴にある。
 太陽照っているには、
その暖められ
サーマル又は対流呼ばれる気流発生する。

この上昇する空気は、
 飛行機の中を通過する時
軽い気流として感じられる。

ハンググライダー積雲目指すのはこの為だ。
 積雲機体又はの体押し上げる上昇気流
発生場所教えてくれる標識だと知っているのである
サーマル積雲生命吹き込む
見えないだ。

 積雲生みその中流れ活動させる。
サーマル水蒸気上昇させ、
水滴10分ほど空中浮かばせる
それが積雲一生なのである。

12.10.25ラーヴァランプ01

これはラーバランプ動きによく似ている
ランプオイル小さい玉
 ゆっくりと浮いたり沈んだりする
あのラーバランプだ。

ランプ本体色付きの水
オイル混合物入っていて
晴れた日上昇気流同じしくみ上昇する

ランプ場合気体ではなく液体だが、
原理同じだ
オイルよりもほんの少し密度高く
その為普通はランプ沈んでいる
 電球点灯するとその暖められ
膨張して密度低くなる

すると水の中ゆらゆらゆっくり浮かんでいく
屋外空気もこれと同じふるまいをする
 太陽暖められた地面
ランプ電球同じ働きをし
地面上の空気暖める

12.10.25積雲06

暖まった空気膨張して軽くなり
周りの温度の低い空気の中浮かんでいく
上昇するサーマル乗って
目に見えない水蒸気上空運ばれ
それが積雲になる。

アメリカ詩人マリア・ホワイト・ロウエル言葉で言えば、
 「青い草地放された小さなやさしい羊・・・
白い毛刈られたばかりの」だ。

12.10.25ヒツジ01

忘れてならないのは
積雲一つ一つ独立したで、
空一面覆うではない事だ。
地面一部が他よりも多くの熱
吸収して放出する為に、
あちらよりこちらの方が、対流による空気上昇
生じやすいという事が起こる。

 例えば、アスファルト道路草地より
効率的空気暖める
日のあたる丘の斜面になった斜面より
空気速く暖める
 又、晴れた日小島周りを巡れば
この現象がはっきりと観察出来る

雲ウォッチャーなら嬉しくなるはず
地面周囲の海よりも容易に太陽熱放射暖まり
サーマルによるふわふわした白い雲
上空浮かぶのが見えるのだ
 南太平洋住む人々
積雲航路標識代わり利用し、
見えて来ない内から
 環礁うまく航行する。

12.10.25白髪かつら01

積雲上昇気流上に出来る為一つ一つ独立している。
そこが他の雲との見た目違いだ
高くそびえる透明な空気の柱先端
白く見える様になったものなのである
 見えない巨人被った白髪のかつらのようだ

そして、積雲はまもなく生みの親サーマル離れる
頭からむしり取られたかつら
 くるりくるりゆっくり漂いながら崩れていく

12.11.13積雲01

 雲ウォッチャー初心者積雲こんなに
素敵思えるのは
もちろん晴天の雲だからというのもあるが、
見るからに気持ち良さそうだからだ

見上げふんわりした白い綿雲うずもれて
 眠ってみたい思った事のない人いるだろうか
の為にしつらえられた家具の様ではないか。

だからこそ、昔から宗教画聖人の椅子として
描かれてきた違いない。
西洋絵画において、中世までは
 神から伸びた手雲間から覗く目
表現されるのみだった
ルネサンス初期からは
台座として宗教画によく使われるようになった

12.11.13積雲07

少し前の事、(ギャヴィン氏)
7か月ほどローマ滞在した。
雲一つない日が多かったが
それに反して地上雲だらけである事に間もなく気づいた

驚いた事に、通りの角という角建つ
 バロック教会では、内壁フレスコ画
むくむくとした白い積雲御座描かれ
12使徒聖人がそこに座って
礼拝訪れた人々見下ろしているのだ

サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会
コルナーロ礼拝堂

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによる有名な彫刻
聖テレジアの法悦』は、
聖女テレジアトラバーチン大理石削った
積雲倒れ込もうとするところだ

12.11.13積雲12

100年前からヴァチカン美術館を飾る
ラファエロティツィアーノルネサンス絵画では、
聖母マリア幼子イエス腕に抱いている
天に昇って行くところだが
必ずたっぷりした白い霞の台の上に支えられている

古代ローマ遺跡フォロ・ロマーノ隣接する
サンティ・コズマ・エ・ダミーノ聖堂
6世紀モザイク画は、
長い衣を着けたキリスト
 夕日の赤オレンジ染まった雲の絨毯の上に立っている

天と地の間にあって、
聖なるもの分ける申し分のない宗教シンボルだった。
画家彫刻家もやもやとした水粒
調度品配する事で、
同じ図像の中に一緒に描く出来た

 キリスト教絵画描いた多くの芸術家たちにとって
たっぷりとした穢れない積雲は、
純潔神々しいもの死すべき運命背負った
罪深いものから隔てる道具だったのだ。

12.11.13積雲06

キリスト教手に手を取って歩んできた
 聖書にもそれを示す記述数多く見出せる

 「出エジプト記」では、シナイ山雲の中降り
の姿をたちどころに隠したり現わしたりした
雲の柱主の栄光の雲━をもって
イスラエルの民導き砂漠を渡り
宿営の時間になると止まり、又出発の時立ちあがった

12.11.13積雲04

使徒言行録」では、
イエス復活した後覆われて天に昇る
又、新約聖書外典には、聖母マリア
臨終の床に集まった使徒見守られながら
乗って天に召される場面を
描写したものがある。

ダニエル書」によれば、
 神白い雲乗ってやってくるという
関係性見られるのは
キリスト教ユダヤ教限った話ではない

12.11.13積雲13

イスラム秘教でも、アッラー
その存在現わす前雲の状態だったとされている。
日本雷神は1274年の元冦(文永の役)の時に
の上に座り
 モンゴル軍大船団向かって矢の様放って国を救った

西遊記』の孫悟空三蔵法師
西天取経随行し、觔斗雲乗って
一瞬にして遠くへ移動した。

12.11.13積雲05

雲伝説はまだ尽きない
 雨雲という意味のパルジャニヤ古代インド雨の神で、
 肥沃な大地結婚し、牡牛姿をしていたという。
バルト海地方ペルコンスは、
豊穣をつかさどる雷神だ。

ケニヤとタンザニアマサイ族創造神ンガイは、
 怒っている時には赤い雲に、
 機嫌の良い時には黒い雲になって現われる
オーストラリアアボリジニの神ウォンジナは、
夢幻時洞窟降りてきた精霊で、
その一人上がって天の川になった・・・
まだいくらでもあるが、
大体のところはお分かり頂けた思う



今日このくらいにしておきましょう。
写真イラストはすべてYahoo!検索で調べました。

雲鬢(うんびん)
女性たとえた美称。転じて女性
━「『言葉300語」より━

スポンサーサイト
- | 17:42 | - | - | - |
コメント
from: ペンちゃん   2012/11/15 9:31 AM
雲=水なら、プールや海と一緒で、
悟空のように立たずに、寝転がれば
体が浮くのかしら?と思っちゃいましたが、
細かい粒なら無理なのかぁ〜。。。

ブログのコメントで頂いた
「あんがま」の意味、おばぁ達に聞いてみますので
少しお待ちください。
from: けいこ   2012/11/15 9:51 AM
ペンちゃんへ
コメントありがとう。
笑えますね・・・ウフフ
孫悟空が実話だったらね。

でも、いろんな地域の神話に
雲が出て来るのは、面白いと
思いませんか?
from: ばあば   2012/11/15 10:45 AM
けいこさん
雲の研究続いていますね。
何時もですが雲の話は色々なものに係わっていることに驚かされます・・・。
ラーバランプも雲の原理だなんて・・・!
スーパーエレファントに孫悟空・・・。
楽しませてもらいました。
from: おっちゃん   2012/11/15 11:19 AM
雲の説明 いろいろしていただいたのに
全然関係ないコメントですが

青空に飛行機雲が 幾重に出来てるときがあります
あっちに行って こっちにも行って
そして 
上空を飛行機が 飛んでいて
飛行機雲が ぐんぐんっと出来てる
なんか ずっと見ていたい気分でした
from: ネギぼうず   2012/11/15 3:45 PM
こんにちは、
お寒くなりましたねお風邪などひかれていませんか?
雲の伝説興味深く読ませていただきました

ワタクシの大好きな鳥獣戯画の隅っこに青龍と雲が描かれていて 俵屋宗達による雷神風神画にも雲が描かれていますよね

昔から人は天空に存在する雲に色々な空想をして伝説が生まれたのでしょうか?
from: けいこ   2012/11/15 5:43 PM
ばあば様
コメントありがとう。
雲って、本当に面白いですね。
悟空は、イラストにしてみましたよ。
お孫さんにも見せてあげてね。
その後、皆さんお元気ですか?
from: けいこ   2012/11/15 5:54 PM
おっちゃん様
コメントありがとう。関係ない事でもなんでも
嬉しいんです。
いずれ飛行機雲についてもやりますね。
お楽しみに。
私も、一日に何度も雲を見てしまいますよ。
きれいな雲だと、しばらく見つめています。
青空だと、じーっと見ないけど・・・ネ。
from: けいこ   2012/11/15 6:15 PM
ネギさんへ
コメントありがとう。
昔の絵に雲がよく描かれているのは、それだけ
人間と自然が近かったせいでしょうか?
自然の驚異を日々感じながら生きていたという
事でしょうか?
想像力は絶対に現代人の方が負けていますね。

寒さはどんどん厳しくなりますが、どうぞ風邪には
立ち向かって下さいね。
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
 

(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.