ガタゴト日記

ゆるやかな生活
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雲の研究 29

モーニング・グローリー』も最後になりました。
今回も『「」の楽しみ方』(ギャヴィン・プレイター=ピニー著)
から抜粋します。



モーニング・グローリー
つづき 03

13.04.24MG03

最初にこれを体験した人
誰一人そんな事出来るとは思ってもいなかったに、
真っ先グライダー上昇して
 この雲波乗りをした人は、
どんな風に感じたのだろう

この問いに答えられるのは世界で二人だけ
そしてその一人ラッセル・ホワイトだ。
バークタウンに集まったグライダー乗りたち
始終彼の名口にしていた

13.04.24グライダー01

ホワイトグライダー乗り伝説的存在だった。
モーニング・グローリーでのソアリング
彼らがこれほど夢中になったのも
そもそも1989年の春にホワイトと相棒のロブ・トンプソン
 初めての飛行成功したからこそなのだ。

ホワイトモーニング・グローリー詣で常連だが、
今年はバークタウン来られなかった
私(ギャヴィン氏)は彼の自宅に電話して
この雲との最初の出会いについて訊ねてみた

13.04.24グレートバリアリーフ01

ホワイトトンプソン飛行機グレート・バリア・リーフ飛び
 船乗って数日を過ごすうちに船長から
この珍しい雲の話聞いた

二人共、山に発生する気流で長年グライディング楽しんでいた
 UFO形高層雲レンズ雲作るのは空気の定常波だが、
モーニング・グローリー作るのは移動する波だ。

13.04.24MG01

二つの違い川の水の流れ大きい石越える時
静止して見える水面波頭と、
 海岸打ち寄せる進行波違いと同じ事だが、
二人どちらの気流でも
グライディング原則同じはずだと考えた。

モーニング・グローリー動く波乗れたら
きっと素晴らしい違いない
二人確かな予感胸に
 船上ビール飲みながら決めた

13.04.24モーターグライダー01

明日その雲見つけにホワイトモーター・グライダー
バークタウン飛ぼう

ホワイト振り返る
到着した途端に、職場でトラブルがあって
翌日帰らなければならなくなった。」

がっかりしてベッドに入った二人だったが
 もし翌朝モーニング・グローリーやって来たら
出発前挑戦してみよう心に決めていた

13.04.24MG06

 「目覚まし時計飛行機積んだままだった
 まだシャワー浴びているところだった
その時ロブが部屋に駆け込んで来て
きたぞ!叫んだ。」

取るものも取り敢えず飛行機まで車に乗せてもらい
 グライダー滑走路走り始めた時には、
近付いて来る雲はほとんど頭上まで達していた

モーニング・グローリー避けて離陸したよ。」
 グライダーこの雲向かって絶対に離陸してはいけない事は、
今では常識だ。
「その時やり方など決まっていなかった
何度も飛びながら自分たちで決めていったんだ。」

13.04.24MG02

の方へグライダー向きを変えると
高度300m達しないうちに機体押し上げる
気流の力を感じた。

「あんなに素晴らしい飛行はないよ。」
ホワイトの声上ずっている
二人共感動のあまりぼうっとしてしまった
この雲発見し、それでサーフィンしたんだって思うと、
もう有頂天だったね。とにかく凄かった。」

13.04.24MG04

この記念すべき日二人が乗ったモーニング・グローリー
どちらかといえば小さめで
長さはわずか50km弱高さ900mだった。

1時間半初飛行を終えた後も
 二人はまだ熱に浮かされたようだった
南への帰路の途中
オーストラリア屈指グライディング・クラブ
モーニング・グローリー飛んで来たと触れ回った

誰も信じてくれなかった。」
ホワイト笑う
取り合ってもらえないんだ
皆、作り話としか思わない
それで翌年カメラ持ってもう一度出かけたんだ。」
13.04.24カメラ02
 グライダー雑誌に掲載されたホワイト記事や、
続いてトンプソンが撮影した
 短い記録映像を通じて評判が広まり
スリル求めて春のバークタウン詣でをする者が現われ始めた

と言っても、今日までに実際この雲飛んだ者
数十人すぎないだろうという
モーニング・グローリーパイオニアになって
 鼻が高いでしょうね訊ねると
ホワイトはこう答えた

「そりゃあ大満足さ。
ヒマラヤ山脈見た事のない人に、
どんな眺めかを正確に伝えられるだろうか
とても無理だね。自分の目見るしかない
モーニング・グローリー同じ
途轍もなく素晴らしい体験だが、
それを知るにはそこへ行くしかないんだ。」

13.04.24MG05

宿に戻り祝宴の席料理ビール流し込みながら
私はそこに集合したグライダーマンたちに
雲を愛でる会』を設立した事話した

そして我らのふわふわした友弁護する為
 練習重ねたスピーチ披露し始めた

もしも来る日も来る日も青一色の空ばかりだったら、
人生退屈でしょう━
私は声を張り上げ
アメリカの随筆家ラルフ・ウォルドー・エマソン言葉引用した。

13.04.24エマソン01

日々であり・・・
比類ない天上の美術館だ。」
そしてさらに続けた

 「大気の顔です。
は自らの気持ち表現し、
目に見えない気流状態教えてくれるのです
そして・・・大自然紡ぎ出す詩だ・・・」
という件にいよいよ入ろうとした処
皆が笑っている

13.04.24オナガイヌワシ01

中の一人言った
雲の間飛んでいると心が安らぐんだよ
空の上では飛んでいる鳥たちと仲間になれる
オナガイヌワシみたいな鳥も
一緒に飛んでくれる
雲の中にいると、創造主の存在
信じずにはいられないよ。」

想いを同じくする雲ウォッチャーでなければ
誰がこんな遠くのちっぽけな町などにやって来るだろう
 遥々地球の裏側まで来て
釈迦に説法をしてしまった。



これで、『モーニング・グローリー』はおしまい
次は、どんな雲でしょうか?
今日もYahoo!検索のお世話になりました。

雲知らぬ雨

雲から落ちたのでない
つまりの事

━『雲の言葉』300語より

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コメント
from: ばあば   2013/04/29 3:25 PM
けいこさん こんにちは
モーニング・グローリー冒険野郎でなくても一度お目にかかりたいですね。
特に飛行機の上から見るなんてステキ!
どんな雲でも見ていると想像力をかき立てられます。
今回も楽しく読ませて頂きました。

鳥たちの写真も凄いです。
頑張っていらっしゃるのですね。
from: けいこ   2013/04/29 9:54 PM
ばあば様
コメントありがとう。
いつも、雲の話に興味を示して頂き、
有難うございます。
グライダーでエンジンを止め、雲の上に乗っかるなんて
誰が思いついたんでしょうね。
でも、私も誰かが乗せてくれたら絶対に乗ってみたいですよ。
最近のばあばさんのブログにお邪魔できなく、申し訳ありません。
又、近々お伺いしま〜す!
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