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嬉しい事のno1は・・・
「いただきもの」です。
先日、又飽きずに『趣味の園芸』の
姉妹誌『やさいの時間』のアンケートに応募しました。
すると、この『替刃式 剪定用ノコ』が当たりました。
これで、3月の庭の木々の剪定にとても役に立ちます。
編集部様、どうも有り難うございました!
嬉しい事no2は・・・
今年こそ、カラー・リーフの植物を育てようと思っていた為、
ネットで『ギボウシ(ホスタ)』を購入したところ、
それが、同じ日に到着しました!
実は、まだ休眠中の株で
ピートモスに包まれた根と小さな芽が出て来ました。
「※購入後すぐに植え付けて下さい。」の
注意が付いていたので、とりあえず鉢に植えました。
慌てていたので、写真を撮り忘れました。
まだ、2月は雪が降る可能性もあるので、
3月になったら、是非庭に植えたいと思って、
今はその日が楽しみです。
今日は、積雲の4回目です。
いつもの様にギャヴィン・プレイター=ピニー氏の
『「雲」の楽しみ方』から抜粋します。
積雲
(つづき 03)
雲ウォッチング初心者が
下層大気の温度勾配に
精通している訳はないし、
そもそもそんな事は誰も期待していない。
だとすれば、積雲の扁平雲が巨大な雄大雲に
発達するかしないかは、
その時の成り行き次第に見える。
どちらもそんなつもりはなかったのに、
何気ない一言から本式の大ゲンカに
発展する恋人たちの
いさかいみたいだ。
そうなるのは、二人の間のぴりぴりした空気が
いつまでも消えない時、更に言うなら、
おしまいにする意思がどちらにもない時だ。
そして、もし地表近くの空気が
充分に湿気を含んでいたら、
もし日射しが強くて、大きいサーマルが発生したら、
もし雲よりも高い所にもっと暖かい空気の層がなくて
対流が止まらなかったら、
その時おとなしい扁平雲は豹変し、
並雲へと、
そして怒髪天を衝く様な雄大雲へと発達する。
積雲の発達を止めるものには、
気象学者の言う「温度逆転層」がある。
これは高度が高いほど温度が高くなる空気の層の事で、
鉛直方向に伸びようとする雲は
この層にぶつかるとそこで止まる。
積雲の上の大気がたまたまそういう状態になっていたら、
暖かい対流はもはや周囲の空気より
暖かくも軽くもなくなる。
それでは雲は上へと発達できない。
そこで頭打ちだ。
積雲は横に広がらざるを得ず、
綿の様な肩をお隣さんと寄せ合ってくっつき、
むくむくした層になって空を覆う。
さて、どちらがいいだろう?
ぶつくさ文句を言い合っていた恋人たちが
いきなり大ゲンカを始め、雨降って地固まるのと、
だんまりを決め込んでぴりぴりしたまま
行き詰ってしまうのと・・・。
どっちもどっちだが、痴話ゲンカをネタにする
テレビのバラエティ番組が好きな人なら知っている様に、
突然のケンカの勃発は見ている分には面白い。
積雲はそそり立つ巨大な雄大積雲になった後、
それで発達をおしまいにするとは限らない。
条件さえ揃えば、雄大積雲は更に発達し続ける。
低い雲底から12,000m以上の高さに伸び、
熱帯地域では18,000m近くにもなるだろう。
あたりはぐんぐん暗くなり、
雲はおどろおどろしい様相を見せ始め、
もはや積雲とは呼べなくなっている。
ここまで発達した雲は積乱雲だ。
恋人たちのいざこざが
とうとう手に負えない大ゲンカに発展し、
番組司会者が割って入って
なだめてやらなくてはならなくなるのだ。
積雲はこれでおしまいです。
写真にはいつもの様にYahoo!検索を使用しました。
次回は、お正月のNHKの再放送番組で「雲」を取り扱っていた
『モーニング・グローリー』についてお話しします。
ご覧になった方があるかもしれません。
もちろん、ギャヴィン氏も大変興味を持っていて、
これについてなんと28ページにも渡る文章を書いています。
お楽しみに。
『雲入』(くもいり)
蹴鞠で鞠を高く高く蹴上げること。
「記録が雲入りした!」というように使ってみたい言葉。
━『雲の言葉』300語より
BB日誌 (1/16)
約1ヵ月ぶりにBBの写真を撮りました。
BB (ブルー・ヘブン)は雪にも負けず、
元気です!
一方、BB (サンシャイン・ブルー)は、
前回きれいに紅葉していましたが、
今は、見事に葉を落として雪にあい、
少し寒々しい様子。
レモン日誌 (1/16)
レモンは暑い所に育つ果実と思っていましたので、
この雪には、ビクビクでした。
しかし、強いもので「雪もなんのその」といった様子。
我が家の庭 (1/16)
アオキ
これは、先日『緑化センター』で購入したものと違う、
我が家に以前からあるものです。
背丈は1m少々あり、今は緑の実がなっています。
雪の中のサザンカ
雪でも元気に咲き続けているのは、
やっぱりサザンカ。
白い雪の中、濃いピンクの花は
目立ちます。
お気に入りは・・・
『NHKラジオ深夜便 誕生日の花 カレンダー』です。
ちなみに1月1日は
「マツ」
不老長寿、向上心
1月2日は
「オモト」
母の愛、長寿
1月3日は
「スノードロップ」
初恋のためいき
・
・
・
1月13日は
「プリムラ・ポリアンタ(サ)」
美の秘密
1月14日は
「ツバキ」
気取らない優美さ
1月15日は
「セントウソウ」
繊細な美しさ
1月16日は
「カニサボテン」
恋の年頃
1月17日は
「フキノトウ」
待望
1月18日は
「パフィオペディラム」
優雅な装い
1月19日は
「クンシラン」
貴い、望みを得る
花言葉というのは、いろいろあると思いますが
今年はこれを頼りにして1年を過ごしたいです。
もし、お誕生日の花言葉を
知りたい方がいらしたら、
お問い合わせください。
ご心配は頂いていないと思いますが、
1日経った初雪のその後をちょっとお知らせします。
この様に、無事我が家の雪は順調に融けました!
私は駅前まで行ってきましたが、
風が強く10分程のバス待ちの間に
顔がこわばってこの冬一番の寒さでした。
今日は積雲の第3回目です。
いつもの様にギャヴィン・プレイター=ピニー氏の
『「雲」の楽しみ方』からの抜粋です。
積雲
(つづき 02)
私達は子供の頃、親を仰ぎ見た
━つまり、下から見上げるという動作をした━ものだが、
子供にとっては親は神に一番近いものではなかっただろうか。
だからきっと私達は、大人になると
今度は神を慕って天を見上げるのだ。
もちろん、雨が降ったり日が照ったりするからでもある。
人知の及ばない天侯に
人間の生死がかかっているのだ。
理由はどうあれ、私達は神を求めて雲を見上げ、
神と雲とを結び付けてきた。
飛行機で空を飛べる様になった今日、
雲の上に神がいないと分かってしまったのは、
寂しい限りではないか。
19世紀の中頃には、気球による空の旅が
比較的手頃なものになり、人間は
雲の高さまで近付く事が出来る様になった。
ヴィクトリア時代の批評家で文筆家の
ジョン・ラスキンは次の様に書いている。
中世の人々は、天使を載せる為以外には
雲を描かなかったが・・・
今の我々は雨や雹でない物が
雲に隠れているとは思っていない。
気球の旅が実現してから200年の間、
上昇の動力源として最もよく使われたのは
空気よりも軽い水素だった。
しかし、この様な可燃性の高い気体を
使用するのは危険だった上、
当時は高度の制御も思うに任せなかった為、
1960年代までは気球内部の空気を暖めて
上昇するのが一般的な方法だった。
気球の中の空気が膨張し、
周囲の空気よりも密度が小さくなって
上昇するという仕組みは、
晴れた日のサーマルの上昇とまさに同じ原理だ。
そういえば、焼畑や山火事で煙が立ち昇ると、
その上空にも積雲が出来る。
炎の熱が空気を暖めてサーマルを発生させ、
水蒸気を上空に運ぶからだ。
ところで、サーマルに「水蒸気」が含まれているというのは
どういう事だろうか。
又、目に見えない水蒸気が
目に見える積雲の水滴にドロンと化けるのは
どうしてだろう?
これは寒い日に息が白く見える事を思い出せば、
たいして不思議ではないだろう。
私(ギャヴィン氏)は幼い頃、秋の冷え込む朝に
よく父に連れられて
近所の公園へ栃の木の実を拾いに行ったが、
息を吐くと真っ白くなるのが
子供心に不思議でたまらなかった。
霞の様な白い息をミトンの手で払い、
父と2人して面白がったものだが、
私の作った雲は空の雲と違って
すぐにかき消えてしまうのでがっかりもした。
車まで戻る道すがら、指紋ならぬ
「息紋」が出来ないかと思ったものだ。
私の息は朝の空気の中に
すっと溶け込んで消えてしまったが、
正真正銘の雲だった。
大きさと出来る高さを別にすれば、
積雲と違うところは一つもない。
吐く息は常に水蒸気を含んでいる。
埃や汚染物質が肺に入らないように、
湿った気管支が食い止めるという
身体の仕組みでそうなるのだ。
暖かい呼気の重さの少なくとも4%は水の分子で、
この水分子はあらゆるもの、
例えば空気の成分である酸素や窒素、
その他の分子と衝突する。
このように分子の一つ一つが
バラバラに飛びまわっている状態の時の水は気体で、
「水蒸気」と呼ばれる。
個々の分子は小さくて見えない為、
空気はどれだけ水蒸気を含んでいようと
透明だ。
この水分子が結合して塊になると、
ようやく私達の目にも見えるようになる。
寒い日に吐いた息が白くなるのは、
それが起こるからだ。
暖かく湿った呼気は、
冷たい空気と混ざるとたちまち水滴になる。
気体は冷えると分子の動きが遅くなる。
呼気の水分子がそうなると、
結合しやすくなるのだ。
同じように、地面から立ち昇るサーマルは
水蒸気を空に運び、
上空の気温が低ければ、そこで水分子が冷えて
動きが遅くなり、結合する。
その一部が無数の微小水滴になって
積雲を形成するのである。
対流によって内部が逆巻いている積雲は、
何をしでかすかわからない気まぐれな雲だ。
地上から見た内部の動きは、
ゆっくりどころかのったりしているが、
遠くの物体は動きが
遅く見えるものだという事を思い出そう
(上空高く飛ぶ飛行機もカタツムリの様だ)。
実際には、雲の内部の乱気流は
活発に活動している。
そして、ひとたび発達し始めると、
晴天の空に浮かぶおとなしい扁平雲も
数時間の内に巨大な雄大雲に姿を変え、
その黒い雲底は突然の激しい雨を警戒する。
扁平雲はどうやってそこまで発達するのだろうか。
これは雲ウォッチャーがきまってつぶやく疑問だ。
地上で発生したサーマルに乗って生まれた積雲が
風に吹かれてかき消されるなら
(低い空を漂う雲にはよくある)、
何故雲の内部の空気が高く高く上昇し続け、
入道の様な大雲を作るのだろう?
サーマルが乗り捨てられた後は、
何が上昇の力になるのだろう?
せっかくのラーバランプの喩えも
ここでは役に立たない。
オイルの玉は電球から離れて
上昇するにつれて冷え、
まもなく収縮して再び沈む。
何故、発達する積雲の内部の空気も
同じ事にならないのだろうか。
それは「潜熱」というもののお陰だ。
物理っぽい話になって来たからと言って、
ここは一つ毛嫌いせずに聞いて欲しい。
晴天にぽっかり浮かぶ積雲の
気ままでいたずらな振る舞いを理解するには、
ここが肝心な所なのだ。
コンスタブルのぴりりと厳しい言葉を思い出そう。
「理解してこそ見えてくる」。
輝かしい雲の景色はもちろん誰にでも味わえるが、
雲ウォッチャーなら雲の動きについて
理解を深めて欲しい。
それでこそ雲の美しさが
奥深くまで見えてくると私は思うのだ。
凝結の時の潜熱、すなわち凝結熱とは、
自由に飛び回っていた水分子が結合して
液体になる時に放出する熱の事だ。
上昇するサーマルのてっぺんで
積雲が形成される時もこの熱が発生する。
水蒸気が凝結して液体になり、
周囲に熱を放出するのだ。
この原理は逆の状態を考えると
もっと理解しやすいだろう。
液体の状態の水は蒸発して
水蒸気になる時に周囲から熱を奪う。
こちらのほうが多少でもわかり易いなら、
夏の午後に私がジョギングして
額に汗をかいているところを
想像してみよう。
(ただし、あくまでも架空の汗、
架空の風、架空の夏の午後だ。
本当の私はジョギングをしない)。
汗は風に吹かれて蒸発し、
その時に水分子が熱を奪っていくので
私の額は少し涼しくなる。
(お陰で私はオーバーヒートせずに済む)。
その汗の水分子が私の走っている地面の上に出来た
サーマルにさらわれていくのは、
取り立てて不思議な話ではないだろう。
そして、くるくるうねる対流と共に上昇し、
昇るにつれて冷える事も
すんなり理解出来るはずだ。
汗の水分子はある程度の高さまで上昇すると、
そこでまた結合する。
雲の水滴になるのだ。
額から汗が蒸発する時に奪っていった熱は、
水分子が凝結して雲になる時に再び放出される。
この熱が科学用語でいう潜熱で、
これが小さい積雲を大きい積雲に
発達させる立役者なのだ。
水滴が出来て潜熱が放出される時、
周囲の空気がほんの少し暖まる。
すると空気は膨張して軽くなり、
エネルギーをチャージされて上昇する。
つまり雲を鉛直方向に発達させるのは、
積雲の内部で放出された潜熱なのだ。
潜熱が空気を更に上昇させ、
だから積雲は雲頂がぷっくり膨らんでいる。
こうして積雲はまるで自分の力で
積み重なる様にして扁平雲から並雲へ、
そして雄大雲へと大きくなる。
そして、雄大雲は含んでいる水分を
雨として再び地上に戻す。
その時私はまだその雲の下で
ジョギングしているかもしれない。
そうしたら、元は私の汗だった水分子が
雨になって私の額を又濡らすかも知れない。
かいた汗が巡り巡って
わが身に降りかかるのが空しくて、
私はジョギングをしないのだ。
本日は、ここまでと致しましょう。
積雲のつづきをお楽しみに。
今日の写真もYahoo!検索で調べたものです。
さて、「『雲の言葉』300語」から・・・
『お天気雲』
雲があれば必ず雨・・・ではない。
青い空にぽかりと浮かぶ、雨を降らせない積雲をこう呼ぶ。
「晴天積雲」とも。
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